Cuttableが450万ドルを調達、AI駆動型クリエイティブエージェンシーを立ち上げへ
メルボルンに拠点を置くCuttableは、シード拡張ラウンドで追加の450万豪ドルを調達し、シード資金総額を驚異的な1000万豪ドルに引き上げました。この最新の資金注入は、同社がオンラインビジネスの成長のために特別に設計された、世界初のAIクリエイティブエージェンシーとして主張するものを正式に立ち上げる上で、重要なマイルストーンとなります。今回の資金調達ラウンドでは、既存の主要投資家であるSquare PegとRampersandから引き続き強い支援があり、イノベーションスタジオPreviously Unavailableのベンチャーキャピタル部門であるBrand Fundが新たに加わりました。
A Cloud Guruの共同創設者(20億ドル以上で売却)として知られるテクノロジービジョナリーのSam Kroonenburgが、Jack White(Sunday Gravyの共同創設者)と元SwisseのマーケターであるEd Ringと共に共同設立したCuttableは、Eコマースブランドがデジタル広告に取り組む方法を革新することを目指しています。彼らの革新的で完全に自動化されたプラットフォームは、通常数週間から数ヶ月かかるプロセスを、わずか数分で何百ものブランドに合った、すぐに使用できる広告を生成するように設計されています。このAI駆動型ソリューションは、FacebookやInstagramのようなプラットフォーム向けに効果的な広告コンテンツを作成する上で、リソースや専門知識が限られている中小規模のオンラインビジネスにとって、重要なギャップを埋めることを約束します。
同社のプラットフォームは、高度な自動化とクリエイティブな専門知識を組み合わせることで、社内のマーケティングチーム(深い技術的背景がないチームでも)が、高品質なキャンペーンを簡単に作成できるようにします。Jack Whiteと共に共同CEOを務めるSam Kroonenburgは、その変革の可能性を強調し、「Cuttableは広告の新たなフロンティアを代表しており、テクノロジーとクリエイティビティが融合し、マーケターやエージェンシーに比類のない結果をもたらします」と述べています。彼はさらに、広告における自動化とAIを活用する機会は、見逃すにはあまりにも魅力的だったと指摘しました。
この多額の投資は、Cuttableの破壊的なモデルに対する投資家の信頼を裏付けています。Square Pegの共同創設者兼パートナーであるPaul BassatはCuttableの取締役会に加わり、ブランドが顧客を獲得する方法を根本的に再構築するというチームのビジョンを支援することに対する彼の会社の熱意を強調しています。Bassatは、創設者の「深いドメイン専門知識、技術的洞察力、粘り強さ、そしてAIの使用に対する明確な焦点」を称賛しました。RampersandのパートナーであるTaryn Pieterseもこの意見に賛同し、Cuttableがエージェンシーやマーケターがデジタルプラットフォームで広告を出す方法を変革する可能性を秘めた、魅力的な新しいソリューションを提供していると述べました。この最新の資金調達ラウンドにより、メルボルンのスタートアップは4450万豪ドルの評価を受けていると報じられています。
2025年初頭のローンチ以来、Cuttableはすでに50以上のEコマースブランドがプラットフォームを導入し、大きな採用実績を上げています。注目すべき初期採用企業には、Catch.com.au、OnePass、Medibank、Powershop、Penfold’s、DiDiなどの主要企業に加え、Frank Body、Bare Leather、St. Ali Coffee、Bondi Activeなどの成長中のブランドが含まれます。新たに確保された資金は、Cuttableのグローバル展開、特にオーストラリアと米国の堅調なEコマース市場をターゲットとした加速、および中核となるAIと広告能力のさらなる開発に充当されます。この動きにより、Cuttableは、AIがデジタル広告の状況をますます再定義している、急成長中のAdTech分野の最前線に位置付けられます。